地方議員有志が外務省に抗議 米兵による性暴力問題

有料記事

大貫聡子
[PR]

 沖縄県内で米兵らによる性暴力事件が相次いでいたにもかかわらず、外務省などが県に報告していなかった問題で、地方議員有志らが19日、「情報隠しは基地による被害に苦しみ続ける沖縄の人々を重ねて蹂躙(じゅうりん)する暴挙」として外務省や防衛省などに、さらなる説明を求める緊急要請文を提出した。要請文には相模原市東京都小金井市など全国の地方議員ら264人が賛同した。

 この日、東京・永田町参議院議員会館で、外務省や防衛省の担当者に対し、要請と質問を行った。米軍関係者の性犯罪が沖縄以外の基地立地県でも公表されていなかったことについても、説明を求めた。

 沖縄県警のまとめによると、県内での米兵、軍属やその家族による刑法犯罪は、沖縄の日本復帰から2022年までの50年間に6163件、凶悪犯罪は584件にのぼる。

 外務省の担当者は、7月5日…

この記事は有料記事です。残り328文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません