第2回宇野亞喜良さんが見た谷川俊太郎さん 絵に刺激され平気で言葉を削る
聞き手・田中瞳子
《2013年刊行の絵本「おおきなひとみ」を谷川俊太郎さんと共作した》
昔から谷川さんに興味がありました。僕から、谷川さんに文章を書いてもらいたいとお願いしたんです。
谷川さんの絵本も読んでいて、たとえば「おばあちゃん」(絵・三輪滋)は、ぼけてしまったおばあちゃんと、介護する両親の姿を子供の視点から描く。優しくもないけどドラマチック。むしろ趣味の悪いような感覚があっておもしろいなと思っていました。
デビューから70年以上、読者を魅了し続けてきた詩人、谷川俊太郎さんについて、ともに作品を手がけたり、対談したりしてきた5人に聞くインタビューシリーズの2回目です。イラストレーターの宇野亞喜良さんは、谷川さんと絵本を共作しました。
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