通崎睦美さんのコンサート「木琴デイズ 」 11月17日に和歌山で

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ときめく楽音生活

 「木琴デイズ in Wakayama~通崎睦美コンサート」が、和歌山県立図書館文化情報センターのメディア・アート・ホールで開催されます。

 通崎さんは、1967年に京都市で生まれ、古き良きものに囲まれながら、5歳からマリンバを始め、その後、京都市立芸術大学大学院音楽研究科を首席で修了。

 マリンバ奏者として活動する中、縁あって、戦前から日米で活躍した木琴の巨匠・平岡養一さんの木琴(1935年アメリカ・ディーガン社製)を譲り受けます。

 そして、平岡さんの木琴を演奏活動の中心に、クラシック音楽の分野で世界唯一の木琴奏者として、演奏や執筆活動を通じて木琴の復権に力を注いでいます。

 また、アンティーク着物のコレクターとしても知られています。

 通崎さんは、木琴の歴史と平岡養一さんの生涯を書いた「木琴デイズ 平岡養一『天衣無縫の音楽人生』」を出版し、吉田秀和賞を受賞するなど高い評価を得ています。

 さらに、本の内容を音楽でたどる「通崎睦美コンサート 今、甦る!木琴デイズ」を、京都で年に2回、20回も続けています。

 今回の演奏会は、1950年代に、和歌山市で平岡さんの木琴コンサートが行われ、そのプログラムが県立図書館で展示されたことがきっかけとなり、「木琴デイズ in Wakayama」として開催が決まりました。

 「月光値千金」や「カルメン綺想曲」など、木琴の優しい音色で、ノスタルジーだけでなく、彼女の人柄を感じさせるオリジナリティーにあふれた演奏が楽しめます。

 演奏会は、11月17日(日)午後2時から、チケットは、前売り3千円(当日千円増)。また、演奏会に先駆けて11月2日(土)より、「通崎睦美コレクション~アンティーク着物・木琴の世界~」や、関連書籍の特別企画展が行われます。こちらは観覧無料です。問い合わせは同センター(073・436・9530)。

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