上皇后美智子さま、「リハビリ順調」 骨折で手術 宮内庁長官

河崎優子 中田絢子

 宮内庁の西村泰彦長官は10日、右の大腿(だいたい)骨骨折で入院中の上皇后美智子さまが、リハビリを開始していると明らかにした。痛みもかなり和らいだという。退院の見通しは当初の予定通り1~2週間後という。

 上皇后さまは右大腿骨上部を骨折したため、入院先の東京大学医学部付属病院東京都文京区)で、8日に「骨接合術」という手術を受けた。西村氏によると、手術翌日からリハビリを開始。車いすに移り、けがをしていない左足を動かすなど筋力の低下を防ぐリハビリに取り組んでおり、「順調」だという。

 上皇后さまは6日夕に住まいの東京・元赤坂の仙洞御所で転倒し、7日から入院していた。天皇、皇后両陛下と長女愛子さまや秋篠宮ご一家も上皇后さまを案じ、それぞれ側近を通じて上皇ご夫妻にお見舞いの気持ちを伝えている。

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この記事を書いた人
中田絢子
東京社会部|宮内庁担当キャップ
専門・関心分野
皇室、憲法、平和、政治、運輸
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