「核禁条約にオブザーバー参加を」 被団協ノーベル賞を受け広島市長
魚住あかり
日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)のノーベル平和賞受賞が決まったことについて、広島市の松井一実市長は21日、「核抑止力に依存せざるを得ないと考えている為政者がいる中で、国際社会に核使用はあってはならないと再確認させるメッセージだ」と述べた。政府に対しては、来年3月にある核兵器禁止条約第3回締約国会議へのオブザーバー参加を引き続き求めていく考えを示した。
同日の会見では、第13回平和首長会議理事会に参加するため今月22~31日に英国とアイルランドを訪問することも明らかにした。アイルランド・ダブリンでは、同国の議会上院でのスピーチも予定されている。被爆者の言葉や日本被団協のノーベル平和賞受賞決定にも触れながら、被爆地への訪問を呼びかけるという。
日本被団協 ノーベル平和賞受賞
2024年のノーベル平和賞に、日本原水爆被害者団体協議会が選ばれました。関連ニュースをまとめてお伝えします。[もっと見る]