踏み込む自民、批判しすぎない立憲、カラー前面の維新 仙台の風見て

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福留庸友 阿部育子
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 東北最大の都市、仙台市は、衆院宮城1、2区に分かれている。市内では従来から自民系と立憲系が接戦を繰り広げていたが、今回はそれぞれに異なる「風」が吹く。

宮城1区候補者一覧

岡本 章子 60 立憲前(2) 比 〈元〉仙台市議

高橋 浩司 61 維新新 比 〈元〉鎌倉市

土井 亨 66 自民前(5) 比 〈元〉復興副大臣

宮城2区候補者一覧

早坂 敦 53 維新前(1) 比 〈元〉仙台市議

鎌田 さゆり 59 立憲前(3) 比 〈元〉宮城県

秋葉 賢也 62 自民前(7) 比 〈元〉復興相

 届け出順。敬称略。氏名の後は投開票日(27日)時点の年齢。比は比例区重複立候補。()内の数字は当選回数。

「突風的な逆風」

 県都・仙台で、「政治不信」という風が吹きつける。一番肌で感じているのは、当選を重ねてきた自民の候補者自身だ。だから、街頭で必ず「改革」に触れる。

 「私は政治資金パーティーを今後一切やりません」。1区の土井亨氏は何度も宣言している。「反省を言葉ではなく、中身で示す」。2区の秋葉賢也氏も反省の後にこう続ける。「政策活動費は廃止し、政治資金規正法もいっそうの透明化を図る」。2人とも党の方針より一歩踏み込む。

 土井陣営の選対本部長を務め…

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この記事を書いた人
福留庸友
仙台総局|おもに行政担当
専門・関心分野
東北、東日本大震災、メディア論
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