「北朝鮮兵の一部がロシア南西部に」 米高官が派遣の可能性を指摘

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ワシントン=清宮涼 ソウル=太田成美
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 北朝鮮兵のロシア派遣をめぐり、米ホワイトハウスのカービー広報補佐官(国家安全保障担当)は25日、ロシアにいる北朝鮮兵の一部が南西部のクルスク州に派遣される可能性があるとの見方を示した。日米韓の高官は同日、ワシントンで会談し、ロシアへの北朝鮮兵派遣に「重大な懸念」を表明した。

 クルスク州ではウクライナが越境作戦を展開している。カービー氏は訓練などのためロシアにいる北朝鮮兵は「3千人以上の可能性がある」と指摘したうえで、一部がクルスク州に派遣される可能性があるとした。

 ウクライナのゼレンスキー大統領は25日、北朝鮮兵が27、28日にかけて戦闘地域に配置されるとの見方を示していた。

 その中で25日、米国のサリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)、日本の国家安全保障局(NSS)の秋葉剛男局長、韓国の申源湜(シンウォンシク)・国家安保室長がワシントンで会談した。共同声明で、ロシアに派遣された北朝鮮兵が「ウクライナに対して戦場で利用されうる」と指摘。ロシアと北朝鮮の軍事協力の深化が「ロシアの戦争による安全保障上の影響をインド太平洋にまで拡大させる」とし、中止するよう求めた。

 これに関連し、韓国大統領府…

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この記事を書いた人
清宮涼
アメリカ総局
専門・関心分野
外交、安全保障、国際政治
太田成美
ソウル支局
専門・関心分野
朝鮮半島情勢、日韓関係、ジェンダー
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