還暦の公明、待つのは再生か衰退か 権力と独自色のはざまで

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川辺真改
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 公明党は17日、結党60年を迎えた。国家主義イデオロギーとは距離を置く「中道主義」を掲げ、1990年代後半からは主に政権与党に身を置き影響力を発揮する道を歩んできた。だが、自民党とともに浮き沈みを繰り返す中、存在感が薄らいでいる。党勢回復を目指す新執行部にとって、多くの課題を抱えた再出発になる。

 「還暦には新しく出発するという意味がある。公明党の再生、国民の信頼に応える仕事を全力でやりたい」

 斉藤鉄夫代表は16日、地元・広島での記者会見でこう語り、立党精神である「大衆とともに」の原点に立ち返る姿勢を強調した。

 節目を迎えた公明だが、退潮…

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この記事を書いた人
川辺真改
政治部|自民党担当
専門・関心分野
国内政治、社会福祉、スポーツ