「多種多様な体験を」 半年ごとにクラブを変えられる千葉・東葛飾中

有料記事部活改革

編集委員・中小路徹
[PR]

 千葉県立東葛飾中(柏市)のクラブ活動には画期的な仕組みがある。生徒の希望で半年ごとに所属するクラブを変えられるのだ。

 この「半期選択制」は2022年度に導入された。「生徒が主体的に活動内容を選び、様々な活動に触れることで成長の機会を増やしたい、との目的からです」と部活動を担当する庄司健教諭は説明する。

 今年度から「部活動」を「クラブ活動」に改称し、運動系8、文化系4のクラブがある。改称について「部活動は顧問主体のイメージがあるので。中学生主体のイメージをつくりたい」と庄司教諭は言う。

部活動改革の疑問や情報をお寄せください

 公立中学校の部活動はどうなるのか。朝日新聞では、地域移行をはじめとする部活動改革の取材を続けていきます。知りたいことや疑問に思うこと、課題と感じていることなどがありましたら、t-sports-dept@asahi.comメールするまでお寄せください。

 今年10月、1年生80人のうち、前期からクラブを変更した生徒は14人、前期はクラブに入らず、後期から入った生徒が2人いる。2割が放課後の環境を変えた格好だ。

 クラブを変えた生徒たちに理由を聞いてみた。

 バスケットボールの女子は前…

この記事は有料記事です。残り1061文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【初トクキャンペーン】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

この記事を書いた人
中小路徹
編集委員|スポーツと社会
専門・関心分野
スポーツと社会、サッカー、朝鮮半島
  • commentatorHeader
    田中宝紀
    (NPO法人青少年自立援助センター)
    2024年11月29日0時43分 投稿
    【視点】

    良い仕組みだなと思いました。長期間固定化されたメンバーでの部活動も様々なメリットがありますが、一方でいじめなど人間関係トラブルの温床となる側面もあり、一度トラブルが発生しても、辞めた後に他の部活に転部がしづらかったり、気まずさなどから辞めた

    …続きを読む