日本発、ムスリム向け「ハラルナビ」 食事やモスク、情報交換の場に

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鈴木峻
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 東南アジアや中東のムスリムの間で、急速に広まっているアプリがある。ハラルフード(イスラム教の教えで食べることが許された食べ物)に対応した飲食店やモスクの情報を掲載する「ハラルナビ」。運営するのは日本人で、SNS発信を通じて急速に認知度が高まっている。来日するムスリムの情報交換の場としても使われている。

 今年はじめ、インスタグラムに投稿された、日本の和牛料理店を紹介するショート動画が、1カ月あまりで100万回以上表示された。反応したのはムスリムたち。動画は、アプリの紹介を兼ねてハラルナビ代表取締役の本宮郁士さん(25)が投稿したものだった(本宮さんのインスタグラムは@navito_halal)。

 ハラルナビは、地図上にハラル対応の飲食店やモスクなどの情報を掲載する無料アプリ。厳密なハラル認証を受けた店に加え、店のユーザー自身が食材情報などを登録することもできる。

 2014年にマレーシアで飲食店などの事業を手がけていた実業家の恵島良太郎さん(48)が開発し、現在の登録数は13カ国で8千件ほど。日本国内では約3千件が登録されている。

予想以上の反応「求める人に情報届けないと」

 本宮さんは23年春から運営…

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この記事を書いた人
鈴木峻
国際報道部
専門・関心分野
政治、戦争、近代史、教育、貧困問題