被爆者・被爆2世の肖像画 語り継ぐ 中京区のギャラリーで個展
下地毅
被爆者と被爆2世の肖像画を描いている京都市下京区の画家増田正昭さん(72)が、京都市役所ちかくの画廊で個展をひらいている。30日まで。
増田さんも広島うまれの被爆2世だ。病後のリハビリとして2002年に絵をはじめ、18年から手がけている被爆者・被爆2世の肖像画はこれまでに51人を描いた。最近は、現マレーシアから留学中に被爆して亡くなったサイド・オマールさんら南方特別留学生の肖像画をゆかりの寺に寄贈している。
増田さんによると、描く対象との対話を大切にしている。被爆者や遺族と何時間も語りあうことで、被爆者が語ろうにも語れなかったこと、その人らしい「いい顔」が浮かんでくる。それから筆をとるという。
個展「被爆80年に向けて 挑む二世たち―被爆者の肖像画で被爆者の生きざまを語り継ぐ」は中京区亀屋町(御幸町通)のギャラリーテイクツーで。午前11時から午後7時まで(30日は午後5時まで)。
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