「ちょさないで」青森知事「県外通じない」 SNSに反論「通じる」
江湖良二
「ちょさないで」。方言に関する青森県、宮下宗一郎知事のSNS発信が話題になっている。「触らないで」という意味で職員が書いた貼り紙を県庁内で見かけ、「県外の人には通じない」とX(旧ツイッター)に投稿したところ、他県の人から「私の県でも通じる」などと反響を呼ぶ展開に。3日の記者会見で、「方言の持つ広がりを感じた」と話した。
宮下氏の最初の投稿は11月27日夜。県民活躍推進課の執務室外に積まれた段ボールに「ちょさないでください」と貼り紙がされてあるのを見つけ、「わかった。でも県外の人にこの貼り紙は通用しないよ」と投稿した。3日午後時点で、1400万回を超える表示、8・8万回の「いいね」、2・1万回の再投稿があった。
これに対し、「どうせなら『ちょさねでくれ!』の方が親近感がある」「ちょすなって標準語じゃないの?」などのほか、「新潟出身の私には通じる」「北海道民は理解できる」といった指摘も続いた。宮下氏は29日、「北海道から東北6県、新潟までは通じることがわかった」と再び投稿した。
県民活躍推進課によると、行…