なでしこリーグ王者は地域おこし協力隊員 サッカーは地域力の維持?

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東野真和 山浦正敬
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現場へ! 地域おこし協力隊(2)

 宮崎市の北に接する新富町は人口1万6千人で、自衛隊の基地を抱える。日焼けした女性2人が週3日、町立富田小学校に出勤する。

 宮本真緒(31)はこの日、6年生の算数の授業を補助し、寺田妃花(ひめか)(23)は3年生の体育でタグラグビーを手伝った。

 小学校などの教員免許を持つ2人は、都市から地方に人材を呼び込む「地域おこし協力隊」だ。ただ、本業は地元サッカーチーム「ヴィアマテラス宮崎」の選手で、移籍や加入の際に町から協力隊を委嘱された。

1日2時間はサッカーが業務

 地元の特定NPO法人が運営するヴィアマは大半が隊員兼選手という異色の体制だ。今季の36人のうち24人を占めた。

 隊員は町の会計年度任用職員…

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この記事を書いた人
東野真和
釜石支局長|震災復興・地方自治担当
専門・関心分野
震災復興、防災、地方自治、水産業
山浦正敬
ネットワーク報道本部
専門・関心分野
事件・事故 災害 サッカー 多様な生き方