人工衛星に「目印」、打ち上げへ 宇宙ゴミになっても発見しやすく

有料記事

渕沢貴子
[PR]

 人工衛星との衝突が懸念されるスペースデブリ(宇宙ゴミ)の問題解決に役立てようと、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発した人工衛星の部品を、佐賀県企業集団が製品化した。この部品を組み込んだ衛星は、宇宙ベンチャーのスペースワン(東京都)の小型ロケット「カイロス」2号機に搭載され、近く宇宙へと放たれる。

 カイロスは14日に和歌山県串本町で打ち上げ予定だったが、天候を理由に延期が続き、次は18日を予定する。

 14日、佐賀県庁の展望ホールでのパブリックビューイング(PV)には、「県産部品」を積んだカイロスの打ち上げを見ようと、関係者などが集まった。打ち上げは延期されたが、部品の実物とともに披露される開発の内幕や苦労話で、会場は盛り上がった。

 JAXAが開発したのは、地…

この記事は有料記事です。残り1074文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません