100年に1度の変革期、ホンダ+日産が「ウィンウィン」になる条件

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大平要 松岡大将 山本恭介
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 自動車産業は「100年に1度」ともいわれる変革のさなかにある。長らく主要だったガソリンエンジンは地球温暖化につながる「悪者」だと指摘され、走行中に二酸化炭素を出さない電気自動車(EV)を各国政府が支援した。欧州や中国では、日本勢が誇るハイブリッド車(HV)での技術的優位を崩す狙いもあるとされる。

 EVによる電動化が進むのに伴い、自動運転技術などの開発競争も熾烈(しれつ)になった。車載用電池は中国勢とのコスト競争を勝ち抜く必要があり、車の機能を左右するとされるソフトウェアも数千億円単位の開発費がかかるといわれる。

 ホンダも日産も、かつてはエンジンの技術で一目置かれる存在だった。だが、それだけでは生き残りが難しくなった。

 国内勢でEVで先行していた…

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この記事を書いた人
大平要
経済部|名古屋駐在
専門・関心分野
企業経営、働き方、地方創生、産業政策
山本恭介
経済部兼国際報道部兼デジタル企画報道部|銀行担当
専門・関心分野
資産形成、社会保障、労働政策