第4回物言えぬミャンマー経験の元特派員 日本の原発政策に熟議はあるのか

有料記事考 四半世紀を前に

福山亜希
[PR]

 外国に住むと、日本の四季が恋しくなる。特派員を務めたミャンマーやタイでは、暑さと虫の多さに随分と悩まされた。

 部屋をゴキブリに占拠されたこともある。棚の奥に大量にいるのを最初に見つけたのは、管理人だった。「So many」(とてもたくさん)とつぶやくと、「How many?」(どのくらい?)とこわごわたずねた私を置いて、逃げて行った。

 その後の悪夢のような状況は今も夢にみる。

原発を「復権」させた温暖化

 3年の駐在を終えて帰国した…

この記事は有料記事です。残り1856文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【初トクキャンペーン】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

この記事を書いた人
福山亜希
経済部
専門・関心分野
政治、経済、エネルギー政策