能登地震、新幹線延伸、恐竜も…今年の北陸を振り返る㊤(1~3月)
元日の地震、9月の豪雨と能登半島を中心に大きな災害に見舞われた北陸3県の2024年。一方で、3月の北陸新幹線延伸開業など明るい話題もあった。1年を振り返る(肩書は当時)。
1月
1日 (石川)午後4時10分、能登半島地震が発生。志賀町、輪島市で最大震度7を観測。地震の規模を示すマグニチュードは7・6で、この地域では記録が残る1885年以降で最大。家屋倒壊や土砂災害などで多数の死傷者が出た。道路や水道、電気、通信などインフラが各所で寸断。珠洲市や能登町など各地に津波が到達し、輪島朝市周辺で大規模火災が起きた。
3日 (石川)能登地震の安否不明者の氏名などを県が公表開始。
6日 (石川)県発表の能登地震の死者が100人に。9日には200人を超えた。ホテルなどを使った2次避難所も開始。
8日 (石川)能登地震で、県が金沢市のいしかわ総合スポーツセンターに1・5次避難所を開設。
11日 (石川)政府が能登地震を「激甚災害」に指定。
12日 (石川)県が輪島市と珠洲市の計4カ所で応急仮設住宅(計115戸)の建設を始める。
14日 (石川)岸田文雄首相が地震の被災地を初めて視察。
15日 (石川)県が、遺族の同意を得られた地震による死者23人の名前などを初公表。
17日 (石川)輪島市の中学生258人が白山市へ集団避難。後に珠洲市と能登町の中学生計142人も金沢市へ避難した。
21日 (石川)馳浩知事が国会議員時代に、自民党安倍派から計819万円の還流を受けていたことを認め謝罪。
22日 (石川)JR七尾線羽咋(はくい)―七尾が運転再開した。
24日 (富山)国が生活保護の基準額を引き下げたのは、憲法25条などに違反するとして、富山市の受給者5人が起こした訴訟で、富山地裁が原告の訴えを認め、減額決定を取り消す判決を下した。
27日 (石川)能登空港で旅客便の運航再開。
(福井)自民党安倍派の事務総長だった高木毅氏が地元・敦賀市で会見。派閥から計1019万円の還流を受けていたことを明かし、謝罪した。
31日 (石川)警察が取り扱った能登地震の死者222人の死因を警察庁がとりまとめ。「圧死」92人、「窒息・呼吸不全」49人、「低体温症・凍死」32人、「外傷性ショック等」28人などだった。
2月
1日 (石川)能登半島地震…
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