バルト海の海底ケーブル切断か フィンランドがロシア関連船舶を捜査

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ブリュッセル=森岡みづほ
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 フィンランド警察などは26日、北欧が面するバルト海の海底ケーブルを切断した疑いなどで、ロシア関連のタンカーの捜査を始めたと発表した。バルト海では海底ケーブルの切断や損傷が相次いでおり、関係各国は警戒を強めている。

 同警察の記者会見や海底ケーブルの運営会社によると、エストニアとフィンランドを結ぶ送電用海底ケーブルが25日に切断された。同日、フィンランドとエストニアやドイツを結ぶ通信用海底ケーブル計4本も損傷を受けたという。

 フィンランド警察は25日、送電用ケーブルが切断された時間帯に付近を航行していたタンカー「イーグルS」を停泊させ、フィンランド領海まで移動させた。26日に捜査を開始したという。警察は会見で、イーグルSのいかりがケーブルを切断、または損傷させた疑いがあるとした。

 ロイター通信によるとクック…

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この記事を書いた人
森岡みづほ
ヨーロッパ総局|北欧・NATO・ICC・ICJ・国連担当
専門・関心分野
人の暮らし、歴史、防衛