外務省、来年度のOSA予算に80億円 パプアニューギニアも対象へ
松山紫乃
外務省は来年度当初予算案で、同志国の軍に防衛装備品などを無償提供する「政府安全保障能力強化支援(OSA)」に今年度より約30億円多い80.5億円を計上した。来年度は、太平洋島嶼(とうしょ)国のパプアニューギニアを初めて対象国に追加する方向で調整する。
同省は11月、フィリピン、マレーシア、パプアニューギニアでのOSA実施に向け、現地のニーズなどを事前調査するための業者の入札を行った。今後、調査を進め供与する機材などを選定する方針だという。
外務省の来年度予算案は、20年間で過去最大の7617億円を計上。政府の途上国援助(ODA)は今年度から3億円減額の4380億円で、2年連続の減額となった。
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