(日曜に想う)規範も模範も失った、この世界に 論説主幹代理・沢村亙

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 第1次大戦を最初に「世界戦争」と呼んだのは、日本人だった。

 思想史研究者の山室信一さんにそう教わった。同盟や貿易で世界が結びついた時代、最新技術や膨大な資源が投入され、「世論」という形で国民の内心までが総動員された戦争だった。日本では「次」に来たるべき米国との対決が予感されていた。

 ウクライナ

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