サッカー日本代表が決勝トーナメントに進出しました。躍動する選手の活躍に目を見張っている人も多いのではないでしょうか。いまの代表がどんな環境や時代の中で育まれたのか、日本フットボール学会会長の宮城修・大東文化大教授に聞きました。
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今の日本代表は、前回の2018年ロシア大会からメンバーが大きく入れ替わり、若い選手が増えました。自立していてたくましいなと感じます。
以前に比べて子どものサッカー人口が増えてレベルが上がり、いまの選手は中高生の年代から厳しい競争の中にいます。10代の頃から、レベルアップのために何が必要なのかを常に自分で考え、トレーニングでも、栄養面でも、進路でさえも選び取っていく自立心がなければ勝ち残れなくなりました。
大卒の選手がJリーグにも代…