住宅で小中学生3人死亡、長男への殺人容疑で母逮捕 神奈川・海老名
神奈川県海老名市国分南3丁目の一軒家で、住人の小中学生3人が倒れているのが見つかり、搬送先の病院で死亡が確認された。海老名署は30日、母親で会社員の林敦子容疑者(49)を、長男に対する殺人容疑で逮捕した。容疑を認めているという。
逮捕容疑は29日午後3時半ごろ、自宅で、小4の長男怜生(れい)さん(9)を凶器で殴るなどし殺害したというもの。
署によると、死亡したのは他に中3の長女莉子(りこ)さん(15)、中1の次女茉子(まこ)さん(13)。署は、2人に対する殺人容疑でも捜査する方針。
海老名市消防本部によると、3人の父親が帰宅し、119番通報した。隊員が駆けつけると、自殺を図ろうとする林容疑者を父親が止めようとしていたという。莉子さんと怜生さんは頭から出血し、茉子さんも頭にけがをした状態で倒れていた。林容疑者も頭にけがをしており、病院に搬送された。
現場は小田急線海老名駅から南東に約1キロの住宅街。近所の60代男性は深夜に10台近くの救急車やパトカーが来たのを見て「何事かと思った」という。「幸せに暮らしているように見えた。この辺りで、しかも年末にこんな事件が起こるなんて驚いている」。80代女性も「よく知っている家族。驚きで言葉が出ない」と話した。
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