パリジェンヌが痩せているのは外食が高いから、というのはホントなのか?
2015.08.05 Wednesday 02:11
どうしたんですか、おととい書いたごはんの話が、Facebookで10.000リーチだって。
反対意見の人もいるはずなんだけど、そういうの含めてこの手のごはんの支度の話にざわつく人が結構いるってことなのかな。「ごはんの支度」とか「献立どうする」みたいなテーマって、ほんと面白い。そして奥深いです。
反応してくださってありがとうございます。
ほいでも、そうそう興味深いことも書けないので、あとはただ毎日の日記みたいなもんですので、とろんと読み飛ばしてくださいな。
さて、ごはんがおいしいわー。作るのラクだわー。
なんてことを書いたので、さぞかしパリでは充実した豊かな食生活を送ってるんだろー? って思われるかもしれませんが、今日は「いやあ、ほんましんどいわよ」という食の話も書きます。
しんどいのよ。パリ。
何がって。
高くって。
安いって言ったやん? ころころ変えるなー! って思うかもしれないけど、安いのは食材で、高いのは外食。
先日ベルギーの友達が
「外食が日本はおかしなことになっていると思うの。290円で食べられる牛丼とか、700円で食べられるちらし寿司とか、それね、もう農業や漁業をしてくれている人へのリスペクトが感じられないの。こっちは外食は高いけれど、それは食材を作ってくれた人、料理をしている人へのリスペクトでもあるのよ」
って言ってたよーって書いたけど、パリはちょいリスペクトしすぎてて、ほんとにすごいことになっちょる。そこまで尊敬しなくてええんでね?
今日は、ちょい家を早めに出て、大学のソバのカフェで朝食取りながら復習でもしようかなーと思って、前からいいなと思っていたこのカフェに入った。7時30分だったけど立派に開いてる。リトグラフって名前も気に入った。
小雨模様で寒いから中に入ってプチデジュネ(朝食)を頼む。パリのカフェではたいてい、どこもプチデジュネのセットを用意している。それって、ほぼこういう定番のセット。
カフェオレかショコラなどのあったかい飲み物、オレンジとかりんごとかグレープフルーツの絞ったジュース、クロワッサンかパン・オ・ショコラ。どれか選ぶ。
さて、これでいくらでしょう?
答え。
9.5ユーロ。
1.300円ぐらいですかねー。
中心部ではたいていこんなもん。
クロワッサンくれって言ったら1個だけしか出てこなかった。バゲットとバターも一緒に出て来るところもあるんだけど。ま、こんなもん。
ドトールで朝食セット390円とか。そういうのあり得ないし。
もっと気軽なサンドイッチショップみたいなところだと、5ユーロぐらいで食べられるけど、それでも700円ぐらいはするってこと。
パリに行ったらカフェで朝食、なんてやってみたいと思ったこともあったけど、こんな価格なのでたまーにしかできない。同じもの、家で食べたら2ユーロぐらいで済むはずなので、カフェへのリスペクト光線半端ないってことになる。
で、昼ご飯。
今日は午後にちょっと行きたいところがあり、天気も悪かったので、いつも作ってるバゲットにハム挟んだランチは持っていかなかった。カフェのデジュネ(ランチ)は、たいてい量が多すぎて、おいしくないところもたまにあり、そして何より12ユーロが最低価格(1.600円ぐらい)で15ユーロから20ユーロなんてのがひしめいているので、よほどおいしいと評判のところ意外はできれば入りたくない。
先日目をつけていた、「ここならお安く食べられるかも?」っていう、テイクアウトもやってるセルフサービスのお店に入ってみた。
パリではたまにみる、ビオのサラダやスープ、軽めのサンドイッチなどいかにもからだによさそうなものを並べているカフェ。ここでグラタンみたいなキッシュみたいなお惣菜と、ケーキ1個、コーヒーを頼んだ。これ。
プラスチックのスプーンで。
紙の皿で。
食べて。
さて。いくら?
お代は13.9ユーロでした。
奥さん、1900円よ、1900円。
失敗した。
同じ価格で、隣のLEONでムール貝とビールが飲めた。
ま、ムールとビールでも1900円なんだけど。
それでもね。
この店は結構流行っている。写真こっそり撮る前は長蛇の列だった。
しょうがないの、どこもたいして変わらない値段なんだから。
ここに並んでるサラダとか。おいしそうだけど、プラケースに入って、1000円ぐらいする。
たぶんこの店に来ている人たちは、安く済ませたいからというよりも、健康的に選んで食べようと思っているのかもしれない。サラダ率非常に高い。で、量をあまり食べていない。
以前、パリジェンヌのスタイルがいいのは、努力をしているからというよりも、外食があまりに高いので、たくさん食べないからなのです、って記事を読んだことがある。
それ、ほんとかもしれない。
私、こっち来て家ではおいしいもの食べてるけど、コツコツと痩せてますぜ>笑
フランスも、地方に行くと様子はちょっと違ってくるんだけど。
とにかくパリのすべての外食の高さは、半端ないです。
ごはんの支度はホントラクだなあって思うことも多いけど、外食に関しては、ここはとても辛い場所です。
学生、みんなパン屋でパン買ってかじってます。
ああ、アメリカも、高かったよ。ハンバーガーとかだけが安い。レストランは結構高い。
日本の外食は安すぎるものもあるけれど、パリの人が日本に来たら、いろんなものがパリより安くて喜ぶんじゃないかなあと思う。で、ブログに書いてリーチ増えたりするのかもしれない>笑
食の問題はほんとにいろいろあって面白く、考えれば考えるほどジレンマもある。
どこがいいとか悪いとか。そういうことが言いたいわけじゃなくって、今あることを当たり前と思わずに、いいところは取り入れ、自国のよいもんだなあと思うことを喜び、自分らしくやっていけるといいなあってほんとに思う。
「日本食が一番!」 とか、「頭のよい子はみな朝食はごはんです」なんてことないと思うし、「お弁当はお母様の愛情です」とか、「一汁三菜がキホン」とか、「お惣菜で済ませるなんて罪悪感」とかー。そんな気持ちの縛りみたいなものを生み出す方向じゃなくって、いろいろ柔軟に考えていけるといいなーって思うのよね。
ということで(どういうこと?)、明日は13区の中華街に豚もやしラーメンを食べにいって見ようと思ってます。
11ユーロするそうです。
ま、パリのラーメンはみんなそんなもんです。
あ、日本でも最近ラーメンは高いのがあるかー。とりあえず明日はラーメンだー!
おやすみー。
反対意見の人もいるはずなんだけど、そういうの含めてこの手のごはんの支度の話にざわつく人が結構いるってことなのかな。「ごはんの支度」とか「献立どうする」みたいなテーマって、ほんと面白い。そして奥深いです。
反応してくださってありがとうございます。
ほいでも、そうそう興味深いことも書けないので、あとはただ毎日の日記みたいなもんですので、とろんと読み飛ばしてくださいな。
さて、ごはんがおいしいわー。作るのラクだわー。
なんてことを書いたので、さぞかしパリでは充実した豊かな食生活を送ってるんだろー? って思われるかもしれませんが、今日は「いやあ、ほんましんどいわよ」という食の話も書きます。
しんどいのよ。パリ。
何がって。
高くって。
安いって言ったやん? ころころ変えるなー! って思うかもしれないけど、安いのは食材で、高いのは外食。
先日ベルギーの友達が
「外食が日本はおかしなことになっていると思うの。290円で食べられる牛丼とか、700円で食べられるちらし寿司とか、それね、もう農業や漁業をしてくれている人へのリスペクトが感じられないの。こっちは外食は高いけれど、それは食材を作ってくれた人、料理をしている人へのリスペクトでもあるのよ」
って言ってたよーって書いたけど、パリはちょいリスペクトしすぎてて、ほんとにすごいことになっちょる。そこまで尊敬しなくてええんでね?
今日は、ちょい家を早めに出て、大学のソバのカフェで朝食取りながら復習でもしようかなーと思って、前からいいなと思っていたこのカフェに入った。7時30分だったけど立派に開いてる。リトグラフって名前も気に入った。
小雨模様で寒いから中に入ってプチデジュネ(朝食)を頼む。パリのカフェではたいてい、どこもプチデジュネのセットを用意している。それって、ほぼこういう定番のセット。
カフェオレかショコラなどのあったかい飲み物、オレンジとかりんごとかグレープフルーツの絞ったジュース、クロワッサンかパン・オ・ショコラ。どれか選ぶ。
さて、これでいくらでしょう?
答え。
9.5ユーロ。
1.300円ぐらいですかねー。
中心部ではたいていこんなもん。
クロワッサンくれって言ったら1個だけしか出てこなかった。バゲットとバターも一緒に出て来るところもあるんだけど。ま、こんなもん。
ドトールで朝食セット390円とか。そういうのあり得ないし。
もっと気軽なサンドイッチショップみたいなところだと、5ユーロぐらいで食べられるけど、それでも700円ぐらいはするってこと。
パリに行ったらカフェで朝食、なんてやってみたいと思ったこともあったけど、こんな価格なのでたまーにしかできない。同じもの、家で食べたら2ユーロぐらいで済むはずなので、カフェへのリスペクト光線半端ないってことになる。
で、昼ご飯。
今日は午後にちょっと行きたいところがあり、天気も悪かったので、いつも作ってるバゲットにハム挟んだランチは持っていかなかった。カフェのデジュネ(ランチ)は、たいてい量が多すぎて、おいしくないところもたまにあり、そして何より12ユーロが最低価格(1.600円ぐらい)で15ユーロから20ユーロなんてのがひしめいているので、よほどおいしいと評判のところ意外はできれば入りたくない。
先日目をつけていた、「ここならお安く食べられるかも?」っていう、テイクアウトもやってるセルフサービスのお店に入ってみた。
パリではたまにみる、ビオのサラダやスープ、軽めのサンドイッチなどいかにもからだによさそうなものを並べているカフェ。ここでグラタンみたいなキッシュみたいなお惣菜と、ケーキ1個、コーヒーを頼んだ。これ。
プラスチックのスプーンで。
紙の皿で。
食べて。
さて。いくら?
お代は13.9ユーロでした。
奥さん、1900円よ、1900円。
失敗した。
同じ価格で、隣のLEONでムール貝とビールが飲めた。
ま、ムールとビールでも1900円なんだけど。
それでもね。
この店は結構流行っている。写真こっそり撮る前は長蛇の列だった。
しょうがないの、どこもたいして変わらない値段なんだから。
ここに並んでるサラダとか。おいしそうだけど、プラケースに入って、1000円ぐらいする。
たぶんこの店に来ている人たちは、安く済ませたいからというよりも、健康的に選んで食べようと思っているのかもしれない。サラダ率非常に高い。で、量をあまり食べていない。
以前、パリジェンヌのスタイルがいいのは、努力をしているからというよりも、外食があまりに高いので、たくさん食べないからなのです、って記事を読んだことがある。
それ、ほんとかもしれない。
私、こっち来て家ではおいしいもの食べてるけど、コツコツと痩せてますぜ>笑
フランスも、地方に行くと様子はちょっと違ってくるんだけど。
とにかくパリのすべての外食の高さは、半端ないです。
ごはんの支度はホントラクだなあって思うことも多いけど、外食に関しては、ここはとても辛い場所です。
学生、みんなパン屋でパン買ってかじってます。
ああ、アメリカも、高かったよ。ハンバーガーとかだけが安い。レストランは結構高い。
日本の外食は安すぎるものもあるけれど、パリの人が日本に来たら、いろんなものがパリより安くて喜ぶんじゃないかなあと思う。で、ブログに書いてリーチ増えたりするのかもしれない>笑
食の問題はほんとにいろいろあって面白く、考えれば考えるほどジレンマもある。
どこがいいとか悪いとか。そういうことが言いたいわけじゃなくって、今あることを当たり前と思わずに、いいところは取り入れ、自国のよいもんだなあと思うことを喜び、自分らしくやっていけるといいなあってほんとに思う。
「日本食が一番!」 とか、「頭のよい子はみな朝食はごはんです」なんてことないと思うし、「お弁当はお母様の愛情です」とか、「一汁三菜がキホン」とか、「お惣菜で済ませるなんて罪悪感」とかー。そんな気持ちの縛りみたいなものを生み出す方向じゃなくって、いろいろ柔軟に考えていけるといいなーって思うのよね。
ということで(どういうこと?)、明日は13区の中華街に豚もやしラーメンを食べにいって見ようと思ってます。
11ユーロするそうです。
ま、パリのラーメンはみんなそんなもんです。
あ、日本でも最近ラーメンは高いのがあるかー。とりあえず明日はラーメンだー!
おやすみー。