頼むから働いてくれよ、と思い続けることもなくなったよ、フランス
2015.08.04 Tuesday 05:08
今日から大学始まったー!
ソルボンヌのdes cours de langue et civilization Francaise一日目。
これまでの雑多な経験から、気合い入れたり頑張っては絶対にいけないと肝に銘じていたので、とろろんと登校する。
ってか、とろろんと行くしかないでしょ。
本登録の日に受付いったら、いとも簡単にダコーダコー(OKって意味ね)と登録が済み、そこで言われたのは
「金曜日にメールで月曜日の何時にどこに行けばいいのか知らせるから」。
そんだけ。
金曜の何時頃に連絡来るんかなあ。ってか1時間目から授業? オリエンとかないのん?
なんて心配しているのは私が日本人だからじゃろか。
金曜の午後3時ぐらいにぺろりんとメールが来て、8時半に403号室に来な、とだけ。
8時半。早いじゃんよ。
何を持ってこいでも何をするというインフォでも何もなく、ただ「来い」と。
だから行ったよ。8時半。
ついたらすぐ授業だった。
アメリカの大学んときは、至れり尽くせりだったよ。
登録のあとはガイダンス。街をバスで案内してくれる日もあったし、親交を深めましょうとアイスクリームパーティがあったりもした。授業の初日はひたすら自己紹介。先生がカードゲームみたいのを用意して、お互いの国などがわかる仕掛けをしてくれたり。
そんなのをある程度想定してたので、なにこれ? と。
2時間の文法の授業が10時半に終わったら
はい、じゃあ次は11時に○○号室へ行ってね。そこでデクテの授業あるから。
しょっぱなからまくしたてられるだけなので、ここを聞き取れなかったら最後っぽい。
デクテの授業1時間ののち、はい、さようならと言われる。
あとは推測のみ。
明日も同じ時間なんか。
授業は朝の文法とデクテのみなんか?
週20時間って言ってたけど、それじゃ週15時間じゃん。
あとの5時間ってなぬ?
配布物もインフォもゼロ。
まあ、わからなきゃ聞けってことです。
私が取ったのは
civilization Francaise も含まれているので、それは別の場所で午後からあるらしいんだが、そのインフォもゼロ。
もらった資料にタイムテーブルが書いてあり、15時から3つのconferenceがあるみたいなので、様子見るだけでも出てみたいなあと思うが、それがある場所がわからん。
仕方ないのでインフォメーションに行く。
おばちゃん一人、先生だか関係者だかの人としゃべり続けていて、横で順番待ちで立っていてもまったく気にもとめてもらえん。
終わりそうにないので、トイレ行く。
戻る。
まだ延々とだべっている。
うーん。すまん、エクスキュゼモワと言ったらやっとこっちを向いて、はい? というので、conferanceはどこであるの? と聞いたら、たった一言
a cote de metro
と言われた。
メトロの横。
そんだけ。
どのメトロだ、どの駅だ。
ま、いいや、一番近いvavanじゃろと思い、テクテク歩き出す。
あ、ついでに。
wifiをつなげるにはどしたらええの? と聞いたら、あーうー。と面倒くさそうに、コピーの冊子放り投げられる。
へいへい。
それ見ながらトライしても、それ、アンドロイドの説明なので画面が違ってまったくつながらん。
ってか、IDと学生番号入れるって書いてあるんだけど、IDが何なのかが説明ないのでわからん。学生証ひっくり返しても、どれが学生番号なのかわからん。
テキサス大学はつながるまで、先生がつきっきりで教えてくれたぞー!
ま、いいか。
つながらんので、再度「iphone用のはないの?」と聞きに行こうと思ったら、また違う先生と受付は延々とだべり続けていて、終わる見込みなし。ほかを見渡すも助けてくれそうな人材が皆無。ま、明日聞けばいいかよと思い、とりあえずconferenceの場所を探しに。
それでね、奥さん。
アコテドメトロ。メトロの駅の横。
どこがですねん。
アコテでもなんでもなかったですよ、駅と駅の間。それをアコテというんか、ちみは。
番地探してようやくみつける。
なんなん、その場所の教え方。
はあ、ここでやるのね。ぜいぜい。
お昼は同じクラスにいた子とピクニックしたりしたので、1時間半ほどの時間が空いてる。
モンパルナスを散策しつつ、時間をつぶして会場へ。
15時。
私の入ったグレードのクラスにいた人はあまりいない。
私、文法だめぽなので、おそらくその上のクラスの人たちなどがたむろっているところに、一人で座ってみる。
待つ。
待つ。
なにも始まらない。
15分遅れたところで、谷川俊太郎サンにくりそつのフランス人の男性が、
”すまんね、なんらかのトラブルで、このconferenceは中止です。ごめんね、次のに出て”と言い出す。
ってか、つまりは
先生来なかったってこと。時間に。
ああ、もうここで。
フランスにおるよ、フランスにおるよ感満載でごわす。
フランスにおるのよー!
こういうの、あかんわああと思うこともあるんだけど
でもね
授業については、私はこれとてつもなくラクだなあって思ったんだよねー。
ほっといてもらっているのがいいなあ、って。
わからなくちゃ聞けばええんやから。
最初から自己紹介してね、とか
これから1ヶ月一緒のクラスメイトですよーとか
お互い知り合って仲良くしてねーとか
もう
そういうのゼロで勝手にやっとけ、あんたが誰かは関係ねーのよ、というこの感じが、わしはとてつもなく居心地がいいです。はい。
私、やりたいのは勉強で
学校を楽しみましょうとか、友達作りましょうとか、課外活動しましょうとか
そんなんがやりたいわけじゃないんだよねー、昔から。
でも、学生のときは勉強よりもそっちのほうが重大事みたいなことが多くて。
ってか、勉強やれても、そっちができなくちゃ人じゃないみたいな空気もあって。
それがとっても負担だった。
アメリカの大学でもそうだったな。とにかく友達を作って英語で会話しろ、そうしないと会話力が伸びない、授業終わって家にまっすぐ帰るな、スピーチのコミュに出ろ、週末は家にいるな、クラスメートと出かけるんだ! とお尻を叩かれ続けられたのが、ちょいあの時間が辛かった原因かもしれない。
チキンだから、まわりがみんな仲良くなってグループになってるところで、一人で淡々と過ごせるわけでもなく。気になって仕方ないから、一応コミュニティに入って頑張るんだけど、それが面倒で仕方なかった。仲良くしましょうとか、勉強以外のことも頑張りましょうとか、そんなんない世界だったら、どんなにラクじゃったかなあ。
それ、今の感じで、非常に居心地よす。
で、15時から勝手になくなったconferenceだけど、16時からのはあった。
それまでカフェで時間をつぶして出たよ。
16時からのは「印象派の出現と闘争」。
先生でろでろの早口しゃべりでようわからんかったけど、おもろかった!
おもろかったから17時からのも出た。
そっちはイルドフランスの現状。これはとてつもなくおもろかった。
あのね。
ソルボンヌおもろい。
勉強おもろい。
適当に出席して、あとは遊ぼうって思ってたけど、おもろそうなconferenceは出てみることにした。
んなわけで大学始まりました。
やっと私も、フランス人働け! と思わなくなってきましたよ。
いや、実際は働いて欲しいんだが。
でもtoo much (trop)じゃないぐらいが、気が楽なもんだと思った今日でした。
明日も6時起きです。
あ、そういえば。
昨日投稿したごはんの話が、どういうわけかFacebookで7千回もプレビューされてて、いろいろシェアしてもろてるみたいで、ありがたや。こういう話が好きなの?@みんな>笑
とうわけなので、今日のごはんも上げとくよ。
カルフールで買ったvaux。子牛だよ。2.9ユーロ(400円弱)。
ただ塩こしょうしてオリーブオイルとバター、ニンニクで焼いただけ。最後にバルサミコたらりと入れてソースに。涙出るほどうまかった! 肉食女子としては、もうこれは病み付きになりそうな気配。
袋に入ってた葉っぱ(ルッコラ!)。あと昨日作っておいたラタトゥイユ。スーパーで売ってたフムス(トルコのマメのつぶしたようなムース)。準備は焼いてた時間10分ほど。和牛の霜降りよりうまかった。
ということで明日もがんばらずにがんばります。
ソルボンヌのdes cours de langue et civilization Francaise一日目。
これまでの雑多な経験から、気合い入れたり頑張っては絶対にいけないと肝に銘じていたので、とろろんと登校する。
ってか、とろろんと行くしかないでしょ。
本登録の日に受付いったら、いとも簡単にダコーダコー(OKって意味ね)と登録が済み、そこで言われたのは
「金曜日にメールで月曜日の何時にどこに行けばいいのか知らせるから」。
そんだけ。
金曜の何時頃に連絡来るんかなあ。ってか1時間目から授業? オリエンとかないのん?
なんて心配しているのは私が日本人だからじゃろか。
金曜の午後3時ぐらいにぺろりんとメールが来て、8時半に403号室に来な、とだけ。
8時半。早いじゃんよ。
何を持ってこいでも何をするというインフォでも何もなく、ただ「来い」と。
だから行ったよ。8時半。
ついたらすぐ授業だった。
アメリカの大学んときは、至れり尽くせりだったよ。
登録のあとはガイダンス。街をバスで案内してくれる日もあったし、親交を深めましょうとアイスクリームパーティがあったりもした。授業の初日はひたすら自己紹介。先生がカードゲームみたいのを用意して、お互いの国などがわかる仕掛けをしてくれたり。
そんなのをある程度想定してたので、なにこれ? と。
2時間の文法の授業が10時半に終わったら
はい、じゃあ次は11時に○○号室へ行ってね。そこでデクテの授業あるから。
しょっぱなからまくしたてられるだけなので、ここを聞き取れなかったら最後っぽい。
デクテの授業1時間ののち、はい、さようならと言われる。
あとは推測のみ。
明日も同じ時間なんか。
授業は朝の文法とデクテのみなんか?
週20時間って言ってたけど、それじゃ週15時間じゃん。
あとの5時間ってなぬ?
配布物もインフォもゼロ。
まあ、わからなきゃ聞けってことです。
私が取ったのは
civilization Francaise も含まれているので、それは別の場所で午後からあるらしいんだが、そのインフォもゼロ。
もらった資料にタイムテーブルが書いてあり、15時から3つのconferenceがあるみたいなので、様子見るだけでも出てみたいなあと思うが、それがある場所がわからん。
仕方ないのでインフォメーションに行く。
おばちゃん一人、先生だか関係者だかの人としゃべり続けていて、横で順番待ちで立っていてもまったく気にもとめてもらえん。
終わりそうにないので、トイレ行く。
戻る。
まだ延々とだべっている。
うーん。すまん、エクスキュゼモワと言ったらやっとこっちを向いて、はい? というので、conferanceはどこであるの? と聞いたら、たった一言
a cote de metro
と言われた。
メトロの横。
そんだけ。
どのメトロだ、どの駅だ。
ま、いいや、一番近いvavanじゃろと思い、テクテク歩き出す。
あ、ついでに。
wifiをつなげるにはどしたらええの? と聞いたら、あーうー。と面倒くさそうに、コピーの冊子放り投げられる。
へいへい。
それ見ながらトライしても、それ、アンドロイドの説明なので画面が違ってまったくつながらん。
ってか、IDと学生番号入れるって書いてあるんだけど、IDが何なのかが説明ないのでわからん。学生証ひっくり返しても、どれが学生番号なのかわからん。
テキサス大学はつながるまで、先生がつきっきりで教えてくれたぞー!
ま、いいか。
つながらんので、再度「iphone用のはないの?」と聞きに行こうと思ったら、また違う先生と受付は延々とだべり続けていて、終わる見込みなし。ほかを見渡すも助けてくれそうな人材が皆無。ま、明日聞けばいいかよと思い、とりあえずconferenceの場所を探しに。
それでね、奥さん。
アコテドメトロ。メトロの駅の横。
どこがですねん。
アコテでもなんでもなかったですよ、駅と駅の間。それをアコテというんか、ちみは。
番地探してようやくみつける。
なんなん、その場所の教え方。
はあ、ここでやるのね。ぜいぜい。
お昼は同じクラスにいた子とピクニックしたりしたので、1時間半ほどの時間が空いてる。
モンパルナスを散策しつつ、時間をつぶして会場へ。
15時。
私の入ったグレードのクラスにいた人はあまりいない。
私、文法だめぽなので、おそらくその上のクラスの人たちなどがたむろっているところに、一人で座ってみる。
待つ。
待つ。
なにも始まらない。
15分遅れたところで、谷川俊太郎サンにくりそつのフランス人の男性が、
”すまんね、なんらかのトラブルで、このconferenceは中止です。ごめんね、次のに出て”と言い出す。
ってか、つまりは
先生来なかったってこと。時間に。
ああ、もうここで。
フランスにおるよ、フランスにおるよ感満載でごわす。
フランスにおるのよー!
こういうの、あかんわああと思うこともあるんだけど
でもね
授業については、私はこれとてつもなくラクだなあって思ったんだよねー。
ほっといてもらっているのがいいなあ、って。
わからなくちゃ聞けばええんやから。
最初から自己紹介してね、とか
これから1ヶ月一緒のクラスメイトですよーとか
お互い知り合って仲良くしてねーとか
もう
そういうのゼロで勝手にやっとけ、あんたが誰かは関係ねーのよ、というこの感じが、わしはとてつもなく居心地がいいです。はい。
私、やりたいのは勉強で
学校を楽しみましょうとか、友達作りましょうとか、課外活動しましょうとか
そんなんがやりたいわけじゃないんだよねー、昔から。
でも、学生のときは勉強よりもそっちのほうが重大事みたいなことが多くて。
ってか、勉強やれても、そっちができなくちゃ人じゃないみたいな空気もあって。
それがとっても負担だった。
アメリカの大学でもそうだったな。とにかく友達を作って英語で会話しろ、そうしないと会話力が伸びない、授業終わって家にまっすぐ帰るな、スピーチのコミュに出ろ、週末は家にいるな、クラスメートと出かけるんだ! とお尻を叩かれ続けられたのが、ちょいあの時間が辛かった原因かもしれない。
チキンだから、まわりがみんな仲良くなってグループになってるところで、一人で淡々と過ごせるわけでもなく。気になって仕方ないから、一応コミュニティに入って頑張るんだけど、それが面倒で仕方なかった。仲良くしましょうとか、勉強以外のことも頑張りましょうとか、そんなんない世界だったら、どんなにラクじゃったかなあ。
それ、今の感じで、非常に居心地よす。
で、15時から勝手になくなったconferenceだけど、16時からのはあった。
それまでカフェで時間をつぶして出たよ。
16時からのは「印象派の出現と闘争」。
先生でろでろの早口しゃべりでようわからんかったけど、おもろかった!
おもろかったから17時からのも出た。
そっちはイルドフランスの現状。これはとてつもなくおもろかった。
あのね。
ソルボンヌおもろい。
勉強おもろい。
適当に出席して、あとは遊ぼうって思ってたけど、おもろそうなconferenceは出てみることにした。
んなわけで大学始まりました。
やっと私も、フランス人働け! と思わなくなってきましたよ。
いや、実際は働いて欲しいんだが。
でもtoo much (trop)じゃないぐらいが、気が楽なもんだと思った今日でした。
明日も6時起きです。
あ、そういえば。
昨日投稿したごはんの話が、どういうわけかFacebookで7千回もプレビューされてて、いろいろシェアしてもろてるみたいで、ありがたや。こういう話が好きなの?@みんな>笑
とうわけなので、今日のごはんも上げとくよ。
カルフールで買ったvaux。子牛だよ。2.9ユーロ(400円弱)。
ただ塩こしょうしてオリーブオイルとバター、ニンニクで焼いただけ。最後にバルサミコたらりと入れてソースに。涙出るほどうまかった! 肉食女子としては、もうこれは病み付きになりそうな気配。
袋に入ってた葉っぱ(ルッコラ!)。あと昨日作っておいたラタトゥイユ。スーパーで売ってたフムス(トルコのマメのつぶしたようなムース)。準備は焼いてた時間10分ほど。和牛の霜降りよりうまかった。
ということで明日もがんばらずにがんばります。