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妖変モリノカサ

日陰の散策路、ちょっと変わった不気味なキノコ。いつか見たヒトヨタケ(一夜茸)に似ています。
「これはウスキモリノカサ(薄黄森の傘)の終盤の姿ですね。こちらに成菌があります」一緒に歩いていたキノコ先生。
ウスキモリノカサ④IMG_2038 (512x640) ウスキモリノカサP1177451 (640x480)
「えっ、こんなに変わるの!?」
とても同じ種とは思えないです。
「こっちに老菌がありますね。さっきの姿になる前の段階です」
ウスキモリノカサP1177450 (640x539) ウスキモリノカサ③IMG_2036 (512x640)
確かに教えてもらったハラタケの仲間の特徴、傘の裏=胞子が詰まった襞が黒い、柄には崩れたツバの残骸が下がっています。
名前に相応しい優雅な姿と、胞子散布後の妖しいほどの末尾の姿。
ウスキモリノカサ②IMG_2039 (640x512)
ウェキペディアを検索したら こちら若い姿が載っていました。
なるほどこのギャザーが最後に残るのね。三つ子の魂・・・というか。
この「寄せひだ」から傘のしくみを連想し、「森の傘」と命名したのかもしれませんね。この子も発生から消滅まで1週間ほど。今回、幼菌は見れなかったけれど、同場所で3段階の姿を見られたのは運が良かったです。

   by  R.61

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