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ベルギーに出張中、現地で働く同僚が
「休日に時間があったら、
ぜひゲント(ヘント)へ行って
《神秘の子羊》の祭壇画を見て!
長年の修復が終わって公開されているの。
とっても素晴らしいわよ」
と勧めてくれました。

インターネット予約用のHPアドレスを
わざわざ私のメルアドに送ってくれるほど
熱心に勧めてくれたので、
行かないてはありません。


そして、ある日曜日
ベルギー国鉄のゲント(ヘント)駅に到着。
2022Gent_StNico (3)
駅からはトラムに乗って、旧市街の中心部へ向かいます。


《神秘の子羊》がある聖バーフ大聖堂が見えてきました。
2022Gent_大聖堂 (1)
中央の巨大な塔が特徴的な聖バーフ大聖堂。

中に入ると、壮麗な空間が広がっていました。
2022Gent_大聖堂 (2)

この大聖堂は、ゲント(ヘント)教区で最も古い教会で、
その始まりは10世紀にまで遡るとか。
現在の建物は、13世紀から16世紀にかけて
再建されたもので、ゴシック様式の装飾が見られます。


こちらは、主祭壇
2022Gent_大聖堂 (3)

中央を拡大してみると、
金色の光が降り注ぐドラマチックな彫刻
2022Gent_大聖堂 (4)


2022Gent_大聖堂 (5)


2022Gent_大聖堂 (6)


説教台も彫刻が素晴らしい
2022Gent_大聖堂 (7)


2022Gent_大聖堂 (8)


2022Gent_大聖堂 (9)


一方、ステンドグラスはモダンでした。
2022Gent_大聖堂 (10)

近付いてみると、サインがありました。
2018年に作られたステンドグラスのようです。
2022Gent_大聖堂 (11)
奉納者や、作者の名前もありますね。

こちらのステンドグラスも幾何学的で
中間色が斬新でした
2022Gent_大聖堂 (12)


大聖堂内を見学していたら、予約の時間になりました。
ここまでは、入場無料でしたが、
《神秘の子羊》を見るのは有料です。

予約なしでも当日券を購入できますが
すごい行列だったので、予約して行った方がベターです。

スマホのチケットを提示して中に入ると、
まず、大聖堂の最も古い部分が残る地下を
見学するようになっているのですが、
ゴーグルを着けてVRを駆使した解説になっていて
すごいハイテクに驚きました。

大聖堂の歴史を学んだところで、
主祭壇の背後にある礼拝堂に向かいます
2022Gent_大聖堂 (13)
礼拝堂には、それぞれ立派で装飾的な門があって、
美しさと荘厳さに圧倒されました。

2022Gent_大聖堂 (14)


礼拝堂の一つに、目的の《神秘の子羊》が安置されていました
2022Gent_大聖堂 (15)
こちらが、その祭壇画です。
ファン・エイク兄弟によって1432年に完成。

『ゲント祭壇画』とも呼ばれていて、
12枚の絵で構成されていますが、
その中の1枚は、未だに行方不明で
レプリカなんだそうです。

下段中央のパネルに《神秘の子羊》が。
2022Gent_大聖堂 (16)
赤い台に乗せられた子羊の胸からは血が流れ出しています。
子羊が生贄にされる儀式の一場面が描かれているのですが、
子羊はキリストを表しているそうです。

さすがに修復を終えただけあって、
600年近くも前の絵画とは思えない程
細部の表現もくっきりしていて美しい絵画でした。

とっても貴重な歴史的絵画なのに、
ケースのガラス越しではありますが、
写真撮影OKという寛大さにも感心しました。



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2022.08.06 Sat l 2022 ベルギー l コメント (0) トラックバック (0) l top

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