Mac用Final Cut ProのDenoiserのコントロール
Denoiserには以下のコントロールがあります。
クリップにDenoiserエフェクトを追加する方法や、エフェクトのコントロールを表示する方法については、Mac用Final Cut ProのクリップにLogicエフェクトを追加するを参照してください。
メインコントロール
「Threshold」スライダ/フィールド: しきい値レベルを設定します。このレベルを下回る信号はDenoiserによって低減されます。
「Reduce」スライダ/フィールド: しきい値を下回る信号に適用するノイズ低減の量を設定します。ノイズを減衰する際は、6 dB減衰するごとに音量レベルが半分になる(6 dB増幅するごとに音量レベルが倍になる)ことに注意してください。
注記: ノイズフロアが非常に高い場合(-68 dB以上)、聞いてみて特に不具合がなければ、-83〜-78 dB程度にまでノイズレベルを下げれば十分でしょう。雑音が10 dB以上、すなわち音量でいえば半分以下に減衰することになります。
「Noise Type」スライダ/フィールド: 削減したいノイズのタイプを指定します。
値0は、ホワイトノイズ(どの周波数帯にもノイズが均一に存在している状態)を表します。
正の値では、ピンクノイズ(低域のレスポンスが大きいハーモニックノイズ)になります。
負の値では、ブルーノイズ(テープヒスノイズ)になります。
グラフィックディスプレイ: オーディオ素材の最も低い音量レベル(ほとんどまたはすべてがノイズ)がどのように低下するかを表示します。パラメータの値を変更すると瞬時に反映されます。
スムージングコントロール
「Frequency」ノブ/フィールド: 周辺の周波数に適用するスムージングを調整します。ある周波数帯にノイズしかないことが検出された場合、「Frequency」パラメータの値が大きいほど、Denoiserは隣接周波数帯を減衰させて、グラスノイズを抑えようとします。
「Time」ノブ/フィールド: Denoiserが最大の減衰率に達するまでの時間、または減衰を中止するまでの時間を設定します。これは最も単純な形式のスムージングです。
「Transition」ノブ/フィールド: 周辺の音量レベルに適用するスムージングの量を調整します。ある音量の範囲にノイズしかないことが検出された場合、「Transition」パラメータの値が大きいほど、Denoiserは隣接する音量レベルの信号を減衰させて、グラスノイズを抑えようとします。
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