参院でも3日、予算委員会で質疑が始まりました。新型コロナウイルス対策や総務省幹部への接待問題、選択的夫婦別姓などのテーマをめぐり、どのような論戦が交わされたのか。タイムラインで詳報します。
08:50
案里氏の出席、与党側は応じず
参院予算委員会の開会に先立って同委理事会が始まった。野党側が、公職選挙法違反事件で有罪判決が確定した河井案里氏(自民を離党)の参考人としての出席を求めたが、与党側は応じなかった。
09:00
基本的質疑がスタート
菅義偉首相らが出席し、参院予算委員会の基本的質疑が第1委員会室で始まった。
09:40
「許認可の権限が…」首相淡々
立憲民主党の森ゆうこ氏は、首相の長男らによる総務省幹部への高額接待問題をとりあげ、総務省が持つ許認可権限について「重要性、重大性。その重さの認識が足りないんじゃないですか」と詰め寄った。
首相は「総務大臣には基幹放送の認定といった放送事業に関する許認可の権限がある」と事実関係のみを淡々と答弁。この回答には、森氏は机に顔を伏せるなどしてあきれた表情を浮かべ、「重要性を聞いているんだよ」とのヤジも飛んだ。
首相はその後も同様の答弁を続けたため、森氏は「生殺与奪の権を握っている。認可されなければ事業が立ちゆかなくなる。それだけ重い権限を持っている。そのことを答えて頂きたかった」と苦言を呈した。
09:50
事業認可しているのに…「認識ない」答弁
親会社の役員という認識はあったが許認可権のある子会社の社長とは知らなかった――東北新社から接待を受けていた問題で、子会社の「東北新社メディアサービス」の社長で、親会社の東北新社の役員も兼ねていた木田由紀夫氏との会食について、総務官僚2人が相次いで「利害関係者という認識がなかった」と答弁した。
立憲民主党の森ゆうこ・参院幹事長の質問に対して吉田真人・総務審議官と奈良俊哉・内閣官房内閣審議官が答弁した。総務省は「東北新社メディアサービス」の事業を認可している。
森氏は「決裁文書に明確に書いてある。木田由紀夫さんの名前もそうだ。そんなにすぐ忘れてしまうほど、事業の認可ってのは軽いものなのかと」と追及。武田良太総務相は「自らの都合のいい解釈によって、利害関係者に当たるかどうかも含めて、自らの都合のいい解釈によってやった。私は軽率な行為だったと考えている」と陳謝した。
09:55
首相「政策に反対する官僚、更迭は当然」
「緊張感って何ですか?」
立憲民主党の森ゆうこ参院幹…
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