大学受験に向けて勝負の夏休みです。何をすればいいかわからない、始めても続かない――。そんな中高生の悩みについて、大学生や予備校講師に対処法を聞きました。全6回シリーズの初回は自称「貧困東大生」が語る、最短距離を突っ走る時間節約術です。
年収300万円台 布施川天馬さん
世帯年収300万円台の家庭で育ち、東大への進学実績がほとんどない私立中高一貫校から1浪して東大に合格しました。高3の夏前まで生徒会長や吹奏楽部の活動に忙しく、帰宅後もゲームを3時間ぐらいしていました。勉強はほとんどしていなかったですね。
それでも、先生に勧められたこともあって志望校を東大にしました。通学しやすい近さにあり学費が安い国立大が、ほかになかったというのもありました。
高3の夏休みは、全ての科目で基礎ができていなかったので、まず基礎固めをしました。英文法と古典文法の教材を1冊ずつ。日本史と世界史は予備校講師の授業をスマホで視聴できる「スタディサプリ」を使いました。数学は後回しにしました。
当然、夏休み明けの模試では歯が立たず、「E判定」ばかり。大学入試センター試験(現・大学入学共通テスト)の模試もさんざんでした。「青チャート」という教材で数学にも取り組みましたが、終わったのは12月。現役時代は私立も含め、どこにも受かりませんでした。
バイトやゲームをしながら東大受かったわけ
それでも、あきらめようとは…
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