世界遺産には落選したけど、一目で釘付け 高架下のシャイな古墳

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筒井次郎
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まだまだ勝手に関西遺産

 世界遺産百舌鳥(もず)・古市(ふるいち)古墳群」のエリアに珍しい古墳がある。「世界」には落選したが、独特の姿がファンの心をつかむ。

 婚活や就活のように、古墳に出会う活動を「墳活(ふんかつ)」と呼ぶらしい。

 丸い円墳、四角い方墳、鍵穴の形をした前方後円墳……。その柔らかいフォルムに癒やされ、人によっては、古墳だけに興奮するのだとか。

 そこで、日本最大の大山(だいせん)古墳(伝仁徳天皇陵)を含む大阪の世界遺産「百舌鳥・古市古墳群」を、4日かけて自転車でめぐる墳活をしてみた。

 世界遺産は49基。ほかも含めると89基がこのエリアに点在する。中には住宅地に潜む小さな古墳もある。

 古市古墳群を走っていると、一目ぼれは突然にやってきた。

この記事の続きには……

1)高架下のフシギな光景、その理由は? 2)世界遺産の候補だった 3)「古墳にコーフン協会」の会長も「大好き」

自動車道の高架、特殊な構造に

 赤面山(せきめんやま)古墳…

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この記事を書いた人
筒井次郎
文化部|大阪駐在・歴史担当
専門・関心分野
世界遺産、京都・奈良、寺社・遺跡などの文化財