「人とのつながりが力」がんと50年、手術7回 仲間に伝えたいこと

有料記事がんとともに

編集委員・辻外記子
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 最初のがんから50年。兵庫県の明路(めいじ)英雄(ひでお)さん(83)は、がんとともに生きてきた。これまでの歩みを書籍にまとめた。

 32歳で甲状腺がんがみつかり、52歳で肝臓にがんがわかった。75歳での肝臓がん摘出まで、手術を7回重ねた。「絶対あきらめない。気持ちで負けないことが大事です」

 再発はするものと覚悟して、検査は欠かさず。一方で生活習慣は見直した。大好きだった酒は30年、1滴も口にしていない。ジムに週5日通い、食事は妻手作りの野菜中心に。免疫力を上げようと笑顔を心がけ、医師や看護師には退院から5日以内にお礼のはがきを書く。

 自動車部品の製造会社に勤め…

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この記事を書いた人
辻外記子
科学みらい部長代理
専門・関心分野
医療・ケア、医学、科学