第1回空襲の記憶、今も夜が怖い建築家・原広司 脱脂粉乳は救いだった
有料記事原広司 札幌ドーム 梅田スカイビル 建築に何が可能か
聞き手 編集委員・大西若人僕の自慢は、大リーグのダルビッシュ有選手と大谷翔平選手が札幌ドーム育ちだということです。ドームの力が彼らに伝わっているんじゃないかと思う。自己紹介的にいえば、僕は札幌ドームと、大阪の梅田スカイビル、JR京都駅ビルを設計した人間なんです。
《それら3大建築を含む作品の図面が、東京・湯島の国立近現代建築資料館で3月5日まで開催中の個展で紹介されている》
もうコンペ(設計競技)なんかには参加しないから、設計事務所も縮小しましたが、住宅や小さな建物の設計はやっています。理論でやるべきことも残されているので、新しい世界を追求する姿勢でいなければ、と思っています。
建築家の原広司さんが半生を振り返る連載「札幌ドーム 梅田スカイビル 建築に何が可能か」全4回の初回です。
《もう20年ほど、事務所で寝泊まりしている。それも、夜は起きていて朝になってから眠る》
夜が怖いんでしょうね…