【そもそも解説】イスラエルと米国、「特別な関係」の長い歴史とは

有料記事イスラエル・パレスチナ問題

ワシントン=高野遼
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 バイデン米大統領が18日、イスラム組織ハマスと軍事衝突のさなかにあるイスラエルを訪問しました。米国はイスラエルへの支持を明確にしており、両国は「特別な関係」にあるとも言われます。なぜなのか、その歴史をひもときながら解説します。

 Q パレスチナ・イスラエル情勢について、バイデン米大統領はどんな姿勢なのか。

 A 演説では「疑いの余地なく米国はイスラエルの後ろ盾だ」と断言し、いち早くイスラエル支持の姿勢を明確に打ち出している。人道被害を軽減する必要性を強調しつつも、イスラエルの地上侵攻には反対しない構えだ。

 罪のないイスラエル人が無残に殺害され、30人の米国人も犠牲になったことが大きい。ただ、背景にある両国の「特別な関係」も理解する必要がある。

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 Q 米イスラエルの関係はどれほど特別なのか。

 A 米国は明らかに、イスラ…

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高野遼
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