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第4回「ウロウロしていると細川政権延命」 宮沢日録に残る河野氏への助言

有料記事宮沢喜一日録 戦後政治の軌跡

鶴岡正寛
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 30年前の政治改革は、海部俊樹宮沢喜一両政権で実現せず、非自民連立政権の細川護熙首相と野党・自民党河野洋平総裁によって合意された。このほど存在が明らかになった宮沢元首相の行動記録(日録)には、合意2週間前の1994年1月15日、昼に都内の自宅で、河野総裁と50分間会談した記録がある。

 宮沢氏の首相退任から5カ月たち、政治改革関連法案が参院で審議中だった。宮沢氏の自筆メモには河野氏に助言した内容がこう記されている。

 「政治改革法案参議院審議に…

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連載宮沢喜一日録 戦後政治の軌跡(全32回)

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