高齢者にもスキマバイト、ほぼ毎日働く70歳「あと10年続けたい」

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小川聡仁
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 好きな時間に、日替わりの現場で短時間働く「スキマバイト」が、高齢者にも広がっている。背景には高齢者の「働きにくさ」と、社会の人手不足がある。

 「働けて、うれしい。あと10年は続けたい」。東京都板橋区の女性(70)は、約1年半前からほぼ毎日、スキマバイトのマッチングアプリ「タイミー」を使う。既に出勤は480回。5万人いる65歳以上の登録者の中で、突出しているという。

 仕事は、1日平均4時間。その都度、アプリ上で応募した職場に出勤し、飲食店の皿洗いやスーパーの品出し、野菜の袋詰めなどを担う。

 2年ほど前、求人雑誌やシルバー人材センターで必死に仕事を探したが、数カ月間見つからなかったことがきっかけ。年齢のせいなのか、面接に行っても採用されなかった。

見つからなかった仕事、家には飼い猫1匹

 若いころから仕事を転々とし…

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この記事を書いた人
小川聡仁
ネットワーク報道本部
専門・関心分野
人口減少、法律、経済、震災、商品
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    綿野恵太
    (文筆家)
    2024年8月4日9時0分 投稿
    【視点】

     スキマバイトのマッチングサービスに高齢者が登録した理由に、「人との交流を持ちたい」や「社会との接点づくり」という回答が3割ほどあります。しかし、スキマバイトは、利用者が働きたいときに働けるという融通が効く反面、働く職場も時間帯もコロコロと

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    岩本菜々
    (NPO法人POSSE理事)
    2024年8月4日13時43分 投稿
    【視点】

    ・増える高齢ワーキングプア 「働かないと生きていけない」社会の残酷さから目を背けてはいけない 総務省の労働力調査によれば、60代以降の労働者の数は、681万人(2008年)から1138万人(2023年)に、15年間で1.67倍に増加してい

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