卓球混合、銀の北朝鮮は自撮りで笑顔も 「粒高」を駆使、中国に善戦

有料記事パリオリンピック 世界から

鈴木健輔
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 パリ・オリンピック(五輪)第5日の30日、卓球の混合ダブルス決勝があり、北朝鮮は中国に2―4で敗れて銀メダルだった。日本の張本智和早田ひな組を初戦で破って勢いにのり、初めて決勝まで勝ち上がったが、中国には及ばなかった。

 客席の大半は中国ファンだった。中国ペアが得点する度に大盛り上がりし、失点すれば「加油(がんばれ)!」の大合唱。

 そんな雰囲気で、北朝鮮ペアは食い下がった。

 男子のリ・ジョンシクはパワー型の選手。女子のキム・クムヨンは少数派の「粒高」ラバーを使いこなす。

 「粒高」はラバー表面の粒が細長く、相手の回転を逆にして返すのが特徴。準々決勝で敗れたスウェーデンチームが「とても型破り」と表現した独特の軌道で、この日も中国のレシーブミスを誘う場面があった。

 第5ゲームを取って2―3に。第6ゲームでは長いラリーを制すなど競り合ったが、最後は地力で勝る中国ペアに屈した。

 コートを引き揚げる際、大き…

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