レスリング鏡優翔、逆転の両足タックルで金 女子最重量級で日本勢初

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藤田絢子
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 パリ・オリンピック(五輪)最終第17日の11日、レスリングの女子76キロ級の鏡優翔(ゆうか)(22)=サントリー=が金メダルを手にした。女子の最重量級を日本勢が制するのは初。

 栃木県出身。小学生のとき、全国少年少女選手権では5度の優勝。その後、宿舎制の英才教育機関「JOCエリートアカデミー」へ。中学時代の優勝は全国中学選抜選手権の1回だけだったが、高校で総体3連覇を達成した。

 東京五輪に向けては76キロ級の国内選考に敗れた後、階級を落として再挑戦したが届かなかった。

 23年世界選手権76キロ級で優勝。日本女子では浜口京子さん以来20年ぶりの、最重量級での世界王者になった。

 最重量級とは思えないスピードあるタックルが持ち味。飼っているインコの名前は「パリ」。おしゃべり上手で「パリ金」と話す。

     ◇

 逆転を告げる両足タックルが決まった。レスリング女子76キロ級決勝。鏡優翔の相手は、世界王者に6度輝いた選手を米国内の選考で破って出てきた20歳の新鋭だった。

 先行された状況で、相手の両…

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この記事を書いた人
藤田絢子
スポーツ部
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レスリング、スポーツと社会