ウクライナの現状伝えるマフチフが金 22歳ハイジャンパーの戦い方

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辻隆徳
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 パリ・オリンピック(五輪)陸上女子走り高跳びで、自身初の金メダルを獲得したウクライナのヤロスラワ・マフチフ。報道陣とのほほえましいやりとりがあった。

 取材エリアで地元メディアの取材が終わった後のこと。記者から大好物のクロワッサンをプレゼントされ、「ありがとう!」と何度も言って小さく跳ねた。その姿はまるでご褒美をもらった子どものようだった。

 フィールドを離れると、ごく普通の22歳の若者。だが、ロシアによるウクライナ侵攻が始まって以降、発信力のあるアスリートとして「別の方法で戦うことを示したい」と訴え続けてきた。

 この日も数十人の海外メディアに囲まれ、言った。

 「競技だけに集中することは…

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