日本とアメリカ橋渡し、日米協会実務者トップ 斎藤りおさん
編集委員・秋山訓子
米国ミネソタ州に住む斎藤りおさん(50)は米国に来て約30年。日米協会の実務者トップとして、草の根の交流を支えています。
米中西部ミネソタ州の州都セントポールの空港には、英語のほかに日本語の表示だけがある。今や非常に珍しいといっていいだろう。スペイン語や中国語があっても、日本語表示がないところも多い。「バブル期に日本人を誘致しようとできたそうです」。実務者トップとして日米の橋渡しに奔走する。
群馬県出身。高校生の時に1年間米国留学した際、本名の「涼子」は発音しにくいとホストマザーが「りお」と名付けた。「やりたいことを止められることがない、失敗も許される」のが性に合った。帰国後、身近にいた米国人が勧めてくれたのがミネソタ大学。再び米国にわたりここで過ごし、家族もできた。
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