ヒズボラ、イスラエル商都近郊に初のミサイル発射「モサド本部標的」

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加藤あず佐=エルサレム 其山史晃
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 イスラエルの空爆を受けるレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラは25日、イスラエル中部の商都テルアビブ近郊にミサイルを発射した。ヒズボラのミサイルがテルアビブ周辺に到達したのは初めてで、今後の戦闘の激化につながる可能性がある。

 ヒズボラは25日朝、テルアビブ近郊のイスラエルの対外諜報(ちょうほう)機関モサド本部を狙ったミサイル攻撃をしたと発表した。ロイター通信によると、ミサイルは迎撃され、死傷者は報告されていない。

 レバノンでは17~18日、ヒズボラのメンバーらが携帯するポケットベル型やトランシーバー型の通信機器が相次いで爆発し、国連によると計37人が死亡、3400人以上が負傷した。ヒズボラはモサド本部を攻撃目標とした理由について、「爆発の責任がある」とした。

 イスラエル軍によると、24…

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この記事を書いた人
其山史晃
中東アフリカ総局長
専門・関心分野
中東、安全保障、地政学、テロリズム
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    佐藤優
    (作家・元外務省主任分析官)
    2024年9月26日5時52分 投稿
    【視点】

     ヒズボラによるテルアビブへのミサイル攻撃は今後も続く可能性があります。ヒズボラが飽和攻撃を仕掛けた場合、イスラエルの対応が追いつかず、多数の死者者が発生する可能性があります。  そうなるとイスラエルは、南部、中部の民間施設に隠されたヒズボ

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