勤務間インターバル、首相が少子化対策で「促進」 義務化には課題も

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宮川純一
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 1日の仕事を終えてから翌日の始業までに一定の休息時間を設ける「勤務間インターバル制度」について、石破茂首相は少子化対策として「導入の促進」を打ち出した。厚生労働省の有識者研究会でも議論は進むが、過去には経営側の反対で努力義務にとどまった経緯があり、政権がどこまで踏み込むか注目される。

 「生活時間・睡眠時間を確保する勤務間インターバル制度の導入促進など、働き方改革を強力に推し進める」

 石破首相は4日に国会で所信表明演説をし、少子化対策を説明する中でこう述べた。働き手の労働時間を短縮して子育てなど家庭生活に割ける時間を増やし、仕事との両立をしやすくする狙いがある。

導入企業は6.0%

 勤務間インターバルは、あらかじめ定めた休息時間を確保する仕組みで、残業で終業時間が遅くなった場合は始業時間も遅らせることになる。

 日本では、睡眠時間を確保し…

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    末冨芳
    (日本大学文理学部教授)
    2024年10月10日14時4分 投稿
    【視点】

    【働き方改革できない日本は滅びる、労働の「子育て罰」と生産性を直ちに改善せよ!】勤務間インターバルだけが必要なのではありません、日本共産党田村知子委員長が石破総理に突き付けたように、週35時間勤務、そして他の先進国と同様に残業代1.5倍にし

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    上西充子
    (法政大学教授)
    2024年10月10日15時0分 投稿
    【視点】

     勤務間インターバルは健康確保のために有効な制度ですが、少子化対策や子育てとの関連で取り上げられることは疑問です。  勤務間インターバル制度は、日々の休息時間を確保する制度であるため、業務が集中した時期に睡眠時間が削れられて心身の健康が損

    …続きを読む