船井電機が破産手続き 申し立て受け、東京地裁が開始決定
老舗AV機器メーカーの船井電機(大阪府大東市)について、東京地裁が24日、破産手続きの開始決定を出したことが地裁などへの取材で分かった。関係者によると、同社の取締役が準自己破産を申請していた。
帝国データバンクによると、同社は2024年3月期末時点で約461億5900万円の負債を抱えていた。
本社では24日午後、破産管財人に選任された片山英二弁護士らによる緊急説明会が開かれた。参加者らによると、従業員に対し、本日をもって解雇になる旨が伝えられた。
10月分の給料は支給日の25日に予定通りには支払うことができず、退職金は基金から支払われるとの説明があったという。
通常、企業が自己破産を申請…