名物の勝浦タンタンメンにキョン肉 「キョンタンメン」で食育授業

中野渉
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 千葉県勝浦市の市立総野(ふさの)小学校で29日、房総半島で増え続ける特定外来生物「キョン」の肉を使って名物の勝浦タンタンメンを作る、食育教育の授業があった。レシピには「キョンタンメン」と記し、5、6年生の計19人が調理に挑戦して、出来上がったタンタンメンを保護者らと一緒においしそうに食べていた。

 食育の推進と命を考える目的の授業で、狩猟のあり方や生命を無駄にしない行動などを学んだ。

 猟師の原田祐介さん(51)から、有害鳥獣をあやめるだけでなく、利活用することの大切さを聞いた上で、調理実習に臨んだ。2.5キロの肉は原田さんが提供した。

 ボランティア団体「市食生活改善会」の人たちの指導を受けながら、キョン肉とタマネギを炒め、ニラやラー油を加えてスープにし、それをゆでた麺にかけて完成。「思っていたよりおいしかった」「みんなと協力してできてよかった」などと児童たちは満足していた。

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この記事を書いた人
中野渉
千葉総局|茂原地区担当
専門・関心分野
国際、移住・移民、農業、経営、エンタメ