韓国大法院（最高裁）は12日、子どもの不正入学に関わったとして業務妨害や職権乱用の罪に問われた、野党「祖国革新党」代表の曺国（チョグク）被告（59）に対し、懲役2年と追徴金600万ウォン（約64万円）を言い渡した一、二審判決を支持した。実刑が確定し、国会議員を失職する。

　曺氏は7日に国会で行われた尹錫悦（ユンソンニョル）大統領の弾劾（だんがい）訴追案の採決に賛成した1人。記者団に「（最高裁の判断を）謙虚に受け止める」と述べた。

　与党・国民の力が大敗した今年4月の総選挙では、曺氏が率いる「祖国革新党」が躍進し、野党勢力拡大の一翼を担った。今回の実刑確定で5年間の被選挙権停止となり、次期大統領選への出馬は事実上、不可能になった。

議席の引き継ぎ間に合わなければ…

　失職により、曺氏は14日に…