姫路市が窓口受付時間を45分「時短」 働き方改革で来年7月から

東孝司
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 兵庫県姫路市は来年7月から、市役所・支所・出張所の窓口の受付時間を現行の「午前8時35分~午後5時20分」から「午前9時~午後5時」に変更することを決めた。職員の働き方改革の一環としている。

 これまで職員の勤務時間と窓口の受付時間は基本的に同じだった。そのため、窓口業務に当たる職員は開庁前に出勤して準備をし、窓口終了後に引き継ぎやミーティングをするといった「時間外労働」をしてきた。

 受付時間を短縮することで、準備や整理の作業を「時間内」にできるようにするのが狙いという。コンビニエンスストアでの証明書交付が浸透してきたことも「時短」の理由だとしている。

 ただし、市立の学校園や図書館・美術館のほか、現在午後5時20分以降も対応している駅前市役所(山陽百貨店内)や飾磨支所などは対象外。

 市が6月に時間別の利用者数を調べたところ、9時以前は全体の2.8%、5時以降は1.7%だった。人事課の担当者は「混乱がないよう周知徹底を図りたい」と話している。

 3、4月は転出入、5、6月は税や保険関係の利用者が多いため、変更は7月からにしたという。

 同様の時短の取り組みは全国の自治体で進んでいて、県内では川西市が2021年4月、芦屋市が今年9月、西宮市が11月に導入している。

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