ちょっと早いけど…お昼間につける除夜の鐘 愛知・豊橋市の普門寺
戸村登
愛知県豊橋市に「除夜の鐘」より12時間早く鐘をつける寺がある。727年に開山した、高野山真言宗の古刹(こさつ)・普門寺(同市雲谷(うのや)町)。今月31日午前10時半~同11時半に列に並んだ人が鐘をつける。昼間の開催のため、親子連れが目立つという。
寺の鐘楼門は江戸時代の1707年に建てられた市内で現存最古の建物。参拝者の安全のため、2016年から「おおみそかの鐘」として昼間に開催している。より安全に鐘をつけるよう鐘楼門を改修し、23年からは鐘楼門の下で綱を引けば、滑車の働きで釣り鐘をつけるようになった。午前11時半に最後尾に並んでいた人が鐘をつき次第、終了となる。昨年は約250人がついたという。