「今のままでは…」 史上2組目の父子制覇 新王者鍵山の視線の先は

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榊原一生 内田快 山口裕起
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 フィギュアスケートの全日本選手権第2日は21日、大阪府門真市東和薬品ラクタブドームで男子フリーがあり、昨季の世界選手権銀メダルの鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)が205・68点でSPに続き1位。合計297・73点で初優勝を果たした。全日本ジュニア王者の16歳、中田璃士(りお)(TOKIOインカラミ)もSPに続いて2位とし、合計263・99点で準優勝だった。総合3位にはSP14位から巻き返した壷井達也(シスメックス)が入った。11年ぶりに出場した37歳の織田信成(大阪倶楽部)は総合4位。2週間前のグランプリ(GP)ファイナル3位の佐藤駿(エームサービス・明大)はフリーも振るわず総合7位だった。

 ペアのショートプログラム(SP)では5年ぶり出場の三浦璃来木原龍一組(木下グループ)が74・16点で首位発進。長岡柚奈(ゆな)、森口澄士(すみただ)組(木下アカデミー)が61・82点で2位。アイスダンスのリズムダンス(RD)は吉田唄菜、森田真沙也組(木下アカデミー)が71・84点で首位。66・03点をマークした田中梓沙、西山真瑚(しんご)組(オリエンタルバイオ)が続いた。

鍵山、攻めて初制覇

 この12年間、全日本王者は羽生結弦宇野昌磨しかいなかった。世界の男子フィギュアの歴史を彩った2人に代わり、この夜、新しい名前が王者として刻まれた。「ミスを最小限に抑え、やりたい演技ができた」と鍵山。最後はリンクに倒れ込んで、初制覇をかみ締めた。

 鍵は、冒頭の4回転フリップ…

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内田快
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山口裕起
スポーツ部|野球担当
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