まとわりつく「におい」、出口失った人々を描く 劇団桟敷童子「荒野に咲け」

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 「衝撃のにおいなんです」。劇作家・演出家の東憲司は振り返る。ある夏に訪ねた「ごみ屋敷」。体と記憶にまとわりつく強烈な臭気は、新作を1本書かせる力を持っていた。

 演劇「荒野に咲け」は、東が率いる劇団桟敷童子(さじきどうじ)が、創立25年の節目に上演する。「自分も理解できない行動を人はなぜするのか」…

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