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瀬戸内寂聴
| 1963年 | 「夏の終り」で女流文学賞受賞 |
| 1973年 | 平泉中尊寺で得度・受戒 |
| 1996～98年 | 膨大な作品群を積み上げ、「源氏物語」現代語訳（全10巻）刊行 |
| 2006年 | 文化勲章受章 |
| 2018年 | 朝日賞受賞 |
| 2021年 | 死去 |
朝日新聞社
ペンを握る右手の指は曲がったままだった。背骨の圧迫骨折もそう。70年以上、机に向かったからだ。亡くなる直前まで書いた。 「88歳が人生で一番いいとき、あとは老いてぼろぼろよ」と語っていたように80代後半から何度か生死をさまよった。だが瀬戸…[続きを読む]
「たくさん恋を…」南果歩さんを励ました寂聴さん 悼む声、次々と
2021年11月11日
時代とともに歩んできた瀬戸内寂聴さんの歩みを、写真で振り返ります。…[続きを読む]
作家で僧侶の瀬戸内寂聴さんのエッセー。朝刊文化・文芸面の大人気コラムです。
瀬戸内寂聴さんが、生きる上で大切な「愛」について柔らかな笑顔で話しました。[続きを読む]
演技では伝わるものも伝わらない、と。何よりも肉体を！と唱えた「特権的肉体論」の一端なのかもしれません。 大江健三郎さんや瀬戸内寂聴さんといった作家や四谷シモンさんら美術家たちも舞台を観にいらっしゃいま… …[続きを読む]
2024年12月28日8時0分
死を前にした母の願い「おつむ、なでたい」 外で泣き崩れた寂聴さん
■吉村薫さんに聞く（3） 1973年、瀬戸内寂聴さんは51歳のときに岩手・中尊寺で得度した。付き添ったのは実の姉をはじめ、限られた数人だけ。京都・祇園のお茶屋「みの家（や）」の女将（おかみ）だ…
2024年12月21日12時02分
寂聴さんに見せた憲兵大尉・甘粕正彦の手紙 母と恋愛関係だった？
■吉村薫さんに聞く（2） 瀬戸内寂聴さんの代表作「美は乱調にあり」は、大正時代に活躍した伊藤野枝や内縁の夫の大杉栄を描いた。2人を殺害したのは憲兵大尉の甘粕正彦。京都・祇園のお茶屋「みの家（や…
2024年12月21日12時01分
母は寂聴さんの小説のモデル 祇園のお茶屋の女将が見た「親友」
■吉村薫さんに聞く（1） 2021年11月に99歳で亡くなった瀬戸内寂聴さんは、京都・祇園のお茶屋「みの家（や）」によく通った。女将（おかみ）だった吉村千万子（ちまこ）さんは、岩手・中尊寺で得…
2024年12月21日12時00分
男性への過剰な愛情、出家で人類愛に 寂聴さんは無数の人たちの母親
■荻野アンナさんに聞く（3） 瀬戸内寂聴さんといえば、激しい恋愛で知られる。芥川賞作家で慶応大学名誉教授の荻野アンナさん（68）は、男性へと注がれていた愛が出家によって人類愛に高められたと感じ…
2024年11月16日12時02分
女性の性欲、冷静に分析した寂聴さん 「花芯」に見える出家の萌芽
■荻野アンナさんに聞く（2） 2021年11月に99歳で亡くなった瀬戸内寂聴さんは初期の小説「花芯（かしん）」（1957年）で、当時の文壇から批判された。芥川賞作家で慶応大学名誉教授の荻野アン…
2024年11月16日12時01分
彼の足もんでくれた寂聴さん 荻野アンナさんのお礼はパリのクリーム
■荻野アンナさんに聞く（1） 芥川賞作家で慶応大学名誉教授の荻野アンナさん（68）は、かつて瀬戸内寂聴さんの担当編集者と交際していた。がんで闘病中だった彼氏を見舞いに来た寂聴さんは、病室に入る…
2024年11月16日12時00分
仰ぎ見る星のような寂聴さん 99年の「いろいろ」を越えたあの笑顔
■江國香織さんに聞く（6） 瀬戸内寂聴さんは晩年、江國香織さん（60）に「死ぬのは怖くない」と語っていた。そんな寂聴さんのことを江國さんは「日本の文学の世界にとって大きな存在」と感じている。な…
2024年11月10日12時02分
寂聴さんは光源氏に恋してた？ 道ならぬ恋、でも道を外さない強さ
■江國香織さんに聞く（5） 瀬戸内寂聴さんは戦後、年下の青年と恋に落ち、幼い娘を置いて家を出た。その後も激しい恋に生きた。「号泣する準備はできていた」「冷静と情熱のあいだ」など数々の恋愛小説を…
2024年11月10日12時01分
江國さんの小説も恋人も褒めた寂聴さん 面白くない作家は辛辣に批判
■江國香織さんに聞く（4） 直木賞作家の江國香織さん（60）が小説を出すたび、瀬戸内寂聴さんは褒めた。江國さんが好きな人を連れていくたび、褒めた。ただ、おもしろくない小説を書く作家への批判は辛…
2024年11月10日12時00分
発動！脳内寂聴さん 小説の登場人物は「生きて呼吸しているように」
3）は1989年、フェミナ賞を一緒に受賞した。ともに直木賞もとった。才能あふれる2人が仲のいいことに疑問を感じていたのが瀬戸内寂聴さんだ。「ライバルじゃないの？ 嫉妬しないの？」と、それぞれに…
2024年11月9日12時02分
小説家になるならストリップする度胸を 寂聴さんの言葉で作家に専念
■江國香織さんに聞く（2） 直木賞作家の江國香織さん（60）は20代のころ、子ども向けの文芸誌に小説を応募しては、その賞金で旅に出た。小説家として生きる覚悟ができたのは、瀬戸内寂聴さんの言葉が…
2024年11月9日12時01分
寂聴さんは「架空の妖精」 父が担当編集者だった江國香織さんに聞く
■江國香織さんに聞く（1） 2021年11月9日に99歳で亡くなった瀬戸内寂聴さんは、直木賞作家の江國香織さん（60）の才能を見抜いていた。江國さんの父が担当編集者だったこともあり、江國さんが…
2024年11月9日12時00分
のぞいてみよう、源氏物語の世界 伊賀のミュージアムで関連資料展示
を助ける工夫が施されてきた。鎌倉や江戸期の注釈書やダイジェスト版、絵巻や扇面などに描かれた「源氏絵」のほか、谷崎潤一郎や瀬戸内寂聴らによる現代語訳や漫画など、約50点で紹介する。源氏物語が成立…
2024年9月21日10時00分
朝日川柳選者が語る風刺と批評 小窓に映る人と社会
らの投句は大歓迎いたします。メールなので反応は早く、選句をしながら投句を見てニュースを知ることもあるぐらいです。3年前に瀬戸内寂聴さんが亡くなったときもそうでした。 ■投句者は社会への「目利き…
2024年9月7日11時00分
「広瀬氏は説明を」 秘書給与詐欺で有罪となった辻元参院議員に聞く
国民に対して説明すべきだ」と言われ、足を震わせながら参考人招致に応じた。 辞職から約1年4カ月後に逮捕されたが、保釈後、瀬戸内寂聴氏から「あなた、行き場所がないでしょ。気持ちを落ち着けるために…
2024年8月17日17時00分
源氏物語、幻となった川端康成訳 のぞく谷崎潤一郎へのライバル心
と記していた。結局実現しないまま、川端は世を去ることになった。 谷崎のほか、源氏物語を現代語訳した与謝野晶子、田辺聖子、瀬戸内寂聴を紹介するコーナーもある。入場無料、火曜休館。問い合わせは川端…
2024年7月8日18時00分
晩年の瀬戸内寂聴さんの「無二の友」だった俳句 遺句集に見える深淵
■俳句時評 岸本尚毅 瀬戸内寂聴の遺句集『定命（じょうみょう）』（小学館）が刊行された。二〇二一年の没後、京都市の「寂庵（じゃくあん）」で見つかった句が収められている。 剃（そ）りたての頭（つ…
2024年7月6日11時00分
父と寂聴さんの物語書いた井上荒野さん 推し活に近づくSNS的恋愛
語を自分で失い、あるいは自分で追い出す行為の苦しさでもあります。 5年前に書いた「あちらにいる鬼」は、私の父・井上光晴と瀬戸内寂聴さんという作家同士の、7年に及ぶ不倫を題材に、母の視点も交えて…
2024年6月18日11時00分
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