富柏村日剩

香港で2000年02月24日から毎日綴り始めた日記ブログ 現在は身在日本

鈴木優人「J.S.バッハをとりまく音楽のシリーズ」その①水戸芸術館

辰年九月十一日。気温摂氏14.4/25.5度。快晴。昨日から三連休で旧県庁跡地(三の丸公園)でシンいばらきメシなるイベント開催中で「茨城ご当地グルメの頂点を決める闘い」なのださうだが、そのステージの音声が風に乗り賑やかなのは良いが拡声がうるさいばかり。

その茨城県都道府県魅力度ランキングで最下位を佐賀県に譲つてしまつたさう。ブービーは埼玉県。最下位だから話題になるわけで45位はあまりに中途半端。

都道府県魅力度ランキング2024!茨城県は最下位脱出なるか? - ダイヤモンドOnline

「シリーズ」と謳ふかぎりシリーズなわけで本日は第1回。このあと年に1回といふスローペースで4年に亘りコンサートを続けてゆくのだといふ。かういふ、まさに「悠長」なシリーズもありだらう。

第1回(2024年10月13日)イタリア vs フランス
第2回(2025年予定)「捧げもの」からモーツァルトへの系譜
第3回(2026年予定)ブラームスが見たバッハ
第4回(2027年予定)チェンバロの地平線

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前半と後半それぞれ「隠しメニュー」のうち後半のクープラン〈神秘的なバリケード〉は秀逸。アンコールでラモーの〈優雅なインドの国々〉から〈未開人の踊り〉も出色であつた。今日の失敗は座席。芸術館のコンサートホールでつい/\「とちり」でH列をとつてしまつたがチェンバロは優人さんは芸術館は音の響きが良いと仰つてはゐたが、やはり楽器からの距離は音量に反比例する。チェンバ同じ距離でもチェンバロは天井の高いホールより、やはり屋敷の小さなホール程度が良いのだらう。

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水戸芸術館の芝生広場で執り行はれた花のイベントについてはかう綴つた。

「人が花に対して、また花と共に行う営み」 - 富柏村日剩

この草花が除去されたあと広場全体の芝生が剥がされてゐて、それはそれで芝生ぢたいの養生ならぬ張り直しが予定されてゐて、だからこそ芝生を剥がしての草花での絵文字(大丈夫)が計画されたのかもしれない。だがそれにしても、こんな芝生の張り直しが必要だとは。どんな土壌で土の深さがどれほどで設計施行からの根本的な問題があるのでは?とすら思つてしまふ。

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